複数の Signal(シグナル)が重なる

重要度 ★★★★★
頻出度 ★★★☆☆
エントリー根拠 ★★★★★
精度 ★★★★★

ここまでFXのチャート分析で見る基本のポイントを紹介して来ました。 一度に全部を完璧に理解しなくて良いですから、取り組み[とりくみ]
取り組むこと。 物事にあたること。
やすいものから順に取り入れて行ってください。 

ただ、これらのサポートやレジスタンスになる基本アイテムはどれも重要で、実践[じっせん]
実際の情況のもとでそれを行うこと。
실천
で必要になって来ます。 

チャートを見たら、高値・安値ライン、トレンドライン、 Support / Resistance Line、MAの傾き[かたむき]
기울기
、並び、レートとの位置関係、集束 と 拡散、チャートパターン
などのポイントを整理してください。 

「何で、こんなところで負けたんだろう?」となるのは何かが抜けている時です。 

そして、実際のエントリーを決める時には、2つ以上の明確な根拠を今、自分で言えるかどうか確認してみてください。 

ひとつだけですと弱いので、出来れば2つ、3つくらい「これがあるからエントリー出来ます」と他人にもプレゼンが出来るか。 

例: ポンドオージー(GBPAUD)のショートエントリー分析

例:ポンドオージー(GBPAUD)のショートエントリー分析

答えは図2-27 のようになります。 

大陰線 a で 売る根拠:

  •  ● 高値圏で形成されたレンジ相場の下限を割り込んだ
  •  ● 75sma4時間足 の 20sma を割り込んだ
  •  ● トレンドラインAを割り込んだ
  •  ● キリ番 の 1.77 豪ドルを割り込んだ
  •  ● 上記のポイント全てを大陰線で勢いよく割り込んだ

陰線 b での ショートには:

  •  ● 前の陽線で長い上ヒゲをつけ、その陽線を完全に打ち消す大陰線が出現した
  •  ● 上値の200sma跳ね[はね] 、跳ね返される 
    ⇒ 依頼や要求に取り合ってもらえないこと。
    はね返される
    返された
  •  ● 240smaを再度割り込んだ
  •  ● 陰線が出たポイントが上昇局面で出来た安値ラインBに対するリバースタッチとなり、 Support / Resistance Line転換が発生
  •  ● さらにその下の安値ラインCも一時割り込みそうになった

といった根拠があります。 

この図の場合は5分足チャート内で確認できる Signal(シグナル)だけですが、これに 1時間足4時間足日足 チャートで確認できる高値・安値ライン、 Support / Resistance Lineも見つけて5分足チャートに表示させて判断して行きます。 

必ずエントリー前に上位時間足をもう一度、確認しに行きます。 危ないものがそばにあるなら、エントリーは見送ります。 

複数の Signal(シグナル)が重なるのを我慢[がまん]
辛い事を耐え忍ぶこと
인내
して待つ。 そうして、なるべく負けないポイントでエントリーすることを心がけましょう。