移動平均線の集束&拡散

重要度 ★★★★★
頻出度 ★☆☆☆☆
エントリー根拠 ★★★★☆
精度 ★★★★☆

移動平均線(MA)の 集束 と 拡散 について

MAを使った値動き予測で、初心者の方にも非常に分かりやすいのが、

短期・長期MAが狭い価格帯に集まった後、パッと 上 か 下 に離れて拡散して行く動きです。 


MAの動きの特徴

MA同士の間隔の集束・拡散はトレンドの勢いの加速・失速を見抜くための判断材料となります。 

実践[じっせん]
実際の情況のもとでそれを行うこと。
실천
例:図2-22の解説

図2-22 ポンドオージー(GBPAUD)の 5分足チャートに

20sma75sma200sma240sma(= 1時間足チャートの 20sma ) などを表示したものです。 

図2-22   MA、上位足MAの集束・拡散の実践例

ポイント解説

  • 図2-22の中央あたりでレートが横ばいで 乱高下[らんこうげ]
    相場などが短期間のうちに激しく上下に動くことを意味します。
    している Zone 内のMA同士の距離に注目してください。 
  • 非常に狭い値幅内20sma75sma200sma240smaが集結。 この状況がMAの集束です。 
  • 平均値をとる期間が違うMAが 1か所に集まるのは、値動きが横ばいで長く推移[すいい]
    추이
    し続けることで起こります。 
  • その状態からZone でレートが大きく急落。 MAもその動きに合わせて拡散しています。 

トレード戦略

このMA拡散の動きに合わせてショートすれば、急落を利益に変えることが出来ます。 

このことが分かっていると、長短MAが横ばいで推移[すいい]
추이
して狭い価格帯に密集し始めたら 

「この後、MAが拡散するような大きな動きが起こるのではないか」とあらかじめ構えておくことが出来ます。 

注意点

MAの 集束 と 拡散 は分かりやすいエントリーチャンスになります。 ただし、 この「MAの束を抜けるか、束に絡み合ったままか、束の上に乗ってしまうか」の判断を間違えると、最悪の事態[じたい]
事の有様・成行き。
사태
になることもありますので、 早過ぎるエントリーはしないようにしてください。 特に、そこに大きな時間足のMAも位置しているような時は要注意です。