#11_ サボテンショート(SS)
上ヒゲが連続して出るケースもあります。 これは上値のレジスタンス突破[とっぱ]
돌파に何度も挑戦して失敗していることを意味します。
天井圏や途中の戻しの場面で「上ヒゲが3本くらい出て、緩やかなカーブを描く形状」を「サボテン」みたいだなと思っていて、カーブの右肩くらいからショートで入ることを「サボテンショート(SS)」(リオン語)と呼んでいます(図2-16 )。
逆に、上昇がピークをつけそうな天井圏で、長い下ヒゲのあるローソク足が出現するケースもあります。
ショーターは何度も上がり過ぎた天井圏からの下げを狙った。 でも、それを上回る買いが入って、上がって行ってしまうと思ったら、また売りが入って下げる。 でも否定されて結局、下ヒゲになる。
以上のような値動きの 軌跡[きせき]
車の輪の通った跡。比喩的に、たどって(移り変わって)来た道筋。
궤적 ですね。
その後、下ヒゲ部分を超えて下落すると、下ヒゲ近辺で買ったロンガーのポジションは全て含み損[ふくみぞん]
現在所持しているFXやCFDのポジションを、市場のレートで計算した時、損失が出ている状態のことに変わるので、その投げ売りで下落が加速します。
このようにローソク足1本1本、ヒゲ1本1本にもドラマがあり、投資家の 駆け引き[かけひき]
相手の出方や状況に応じて自分に有利になるように処置すること や心理の変化があります。
私は、天井圏での上ヒゲトライが好きで勝率も高いのですが、逆に大底圏の下ヒゲハントでロングトレードしても、同じようにリオン式ロジックを使って頂けると思います。
ただ、慣れないうちは天井圏か大底圏か、「こっちのほうがより好きだ」と思える、どちらか一方から始めてみてください。 そのほうが格段に早く勝てるようになるはずです。