#10_ 上ヒゲ、下ヒゲ
天井圏の長い上ヒゲは上昇力が 衰退[すいたい]
쇠퇴 した強い前兆[ぜんちょう]
전조 Signal(シグナル)、大底圏の長い下ヒゲは下落が止まって反転上昇する予兆[よちょう]
예조 Signal(シグナル)になります。
「上ヒゲ」は上に長い線が伸びたローソク足です。
このヒゲの長さ次第ではかなり強い Signal(シグナル)になります。 5分足レベルの小さなものだとまたひっくり返る場合もあります(「フェイクヒゲ」。 長めの上下のヒゲが 交互[こうご]
かわるがわる。たがいちがい。
교대 に出ることで効力ゼロに)。
1時間足、4時間足などで出た、長いヒゲは上下どちら側に出ていても必ずチェックしておいてください。
上ヒゲが出来上がる前にローソク足がどんな動きをしていたか、きちんとイメージ出来ていると、より一層、「天井圏における上ヒゲの重要性」が理解できます。
図2-15 の上段で示した[しめした]ように、上ヒゲが出来るためには最初、前のローソク足の終値からレートが勢いよく上昇している必要があります。 ①の時点ではまだ高値圏で陽線が連発しているだけですから、非常に強い上げの状況です。
そこからショーターの頑張りや、上昇で含み益が出たロンガーの利益確定によって、それまでの上昇分を全て帳消しにするほど下落します。 ローソク足は、その時点(②)で、長い上ヒゲだけがあって、ほぼ実体のない形に変化。
レートが上昇し 尽く[つく] す
持っている力やリソースをすべて使い切る
頑張った したサインです。
ただし、まだ前の終値で踏みとどまっているわけですから、ここから上昇すれば上ヒゲの長い陽線(③)で終わります。
しかし、④のように、さらに大きく下落して、上ヒゲが非常に長く、しかも実体部分が前日の始値も下回った上ヒゲ陰線で終わったら、
ロンガーが利益確定に走り、新規のショーターが 猛烈[もうれつ]
勢い・作用が激しいこと。
맹렬한 に頑張っていることが分かります。
「 凄く長い」と目につくような上ヒゲの、実体にならなかったヒゲ部分、ただの線になって終わってしまった部分は、「これ以上は上げさせない、ここは落とす」と頑張ったショーターと高値ブレイクを望むロンガーの攻防[こうぼう]
공방の 痕跡[こんせき]
흔적 です。
決着を見届けて、ヒゲ確定後の次の足次第でエントリーを検討して行きましょう。
長い上ヒゲのあるローソク足が出現した後、次の足でその上ヒゲを上回る陽線が出るケースもあります。 これは逆に今見た上ヒゲ逆転ドラマを見事克服 [こくふく] 극복して、次の足で盛り返したわけですから、強い上昇 Signal(シグナル)になります。
また、長い上ヒゲ陰線の次に、今度は長い下ヒゲ陽線が出るようなケースは相場が 乱高下[らんこうげ]
相場などが短期間のうちに激しく上下に動くことを意味します。しながら、どちらに行くか迷っている状況です。
上ヒゲや下ヒゲが連続した後は、上ヒゲの頂点を超えて上昇すればロング、下ヒゲの先端を割り込んで下落したらショートのチャンスになります。 ただ、こういった「気 迷い[まよい]
망설임 相場」は難しいので、相場が分かりやすくなるまで待って良いと思います。