#06_ Support / Resistance Line リバースタッチ
これまでレートの下落を止めるサポートの役目を果たしていたラインがあったとして、レートがそのラインを割り込みました。
しかし、下落は続かず、レートは反発。 割り込んだサポートラインをもう一度超えようと上昇して行きます。 そして、サポートラインにぶつかったところで再下落。 今度はもう反転上昇せず、そのまま一直線で下落して行きました------。
サポートラインやレジスタンスラインを挟んだ[はさんだ]
끼다、こうした N 字型 の値動きはかなり頻繁[ひんぱん]
繰り返し繰り返し(次から次へと)行う(起こる)さま。
자주に登場します。
それは「これまでサポートだったラインが今後、レジスタンスに役割転換するのか、確かめに行くような動き」です(図2-8)。
サポートからレジスタンス、レジスタンスからサポートに役割が転換したライン、サポートとレジスタンスの両方で機能しているラインのことを「 Support / Resistance Line」と呼びます。
そして、サポートラインを割り込んだ後、再び上昇して、それまでのサポートラインに「裏(下)から」ぶつかって跳ね返される動きを「リバースタッチ」と呼びます。 レジスタンスラインを飛び越えた後、反落[はんらく]
반락して、それまでのレジスタンスラインに「上から」ぶつかって再度上昇に転じる動きもリバースタッチです。
買い手 や 売り手も含めた、多くの投資家が意識しているラインであればあるほど、売り買いの攻防[こうぼう]
공방が 激しく[はげしく]
격렬하게なり、何度も値を試す動きが起きます。 そのため、どちらかにブレイクした時は大きな動きになりますので、しっかり見て判断できれば精度の高いエントリーが可能です。
図2-8 Support / Resistance Lineの基本戦略
図2-9 は ポンドオージー(GBPAUD)の2021年 7月 20日 から 9月 30日の4時間足チャートです。
それまでサポートとして働いていた水平線がその後、レジスタンスとして機能したり、短期的ですが、またサポートに転換したりしたラインが2本あります。
まずは自分で見つけてみてください。
図2-9 Support / Resistance Lineの見つけ方ドリル
私が引くなら、図2-10 に示した[しめした]2本のラインになります。
図2-10 値動きに影響を与えている Support / Resistance Line
ライン A は、画面左側の上昇局面で下落を何度も止めて、その後のさらなる上昇に繋がりました。 しかし、レートが天井から下落した後は、このラインが今度は ① の Zone で短期間ですがレジスタンスとなり、上昇が一時的に止まっています。
ここから一直線で下がれば、 Support / Resistance Lineとして機能したことになります。
実際はライン A を突破[とっぱ]
돌파して上昇し、再びライン A が ② の Zone でサポートとして機能したものの、③のポイントで一気に割り込んで下落が加速しています。
もうひとつは、画面左側のレンジ相場で何度も上昇を阻んだ[はばんだ]
막다
阻む はばむ
他のものの行く手をおさえて邪魔をする。防ぎとめる。 ライン B です。 その後、このラインを上抜けて上昇した後、いったん下落していますが、今度は④のポイントでリバースタッチが起こってサポートラインに変身。 その後の急上昇の発射台[はっしゃだい]になっています。
天井を打ってからの下落局面では、 ⑤ の Zone で長らく再上昇を 阻む[はばむ]
막다 レジスタンスの役割を果たしました。
この Support / Resistance Line B ですぐ反転上昇できなかったことが、⑥の急落に繋がっています。 その後、再び上昇したものの、 ⑦ の Zone ではライン B がレジスタンスとなり、それ以上の上昇を阻んでいます。
ローソク足が動いた 軌跡[きせき]
車の輪の通った跡。比喩的に、たどって(移り変わって)来た道筋。
궤적 、投資家から意識されたことが多いと思われる価格帯をチャート上で見つけて繋いでみてください。 水平線が見つからない場合は、斜めに引くトレンドラインでも大丈夫です。
「どこが強く意識されたのか?」を考えて引いて行ってください。
図2-11 Support / Resistance Lineの基本戦略
Support / Resistance Lineでのエントリーは(図2-11 )、
といった判断を基本にして行います。