上昇トレンドのサポートライン、
下降トレンドのレジスタンスライン

重要度 ★★★☆☆
頻出度 ★★★☆☆
エントリー根拠 ★★★☆☆
精度 ★★★☆☆

上昇トレンドの安値同士を結んだ右肩上がりのサポートラインや下降トレンドの高値同士を結んだ右肩下がりのレジスタンスラインは「トレンドライン」と呼ばれます。 

通常の高値・安値ラインは水平線ですが、トレンドラインはトレンドの方向性や勢いを判断するため、角度がついて傾いている点に特徴があります。 

上昇トレンドで安値同士を結んだサポートラインを下に抜けてしまうと、上昇トレンドが終わるサインととらえることが出来ます。 

下降トレンドで、これまで上昇を阻んで来たレジスタンスラインを突破[とっぱ]
돌파
したら、上昇トレンドに転換した可能性を考慮します。 

  •  ● 上昇トレンドのサポートライン下抜けは強い売り Signal(シグナル)
  •  ● 下降トレンドのレジスタンスライン上抜けは強い買い Signal(シグナル)

になります(図2-6)。 

急角度の上昇・下降トレンドの場合、サポートラインやレジスタンスラインをブレイクする動きは、他の Signal(シグナル)よりもかなり早く起こります。 

サポートライン・レジスタンスラインの基本戦略

図2-6 サポートライン・レジスタンスラインの基本戦略

トレンドを判断する指標には、トレンドラインの他に移動平均線もありますが、移動平均線に比べてトレーダーによる期間設定がない分、ブレは少ないと思います。 

ただ、ローソク足の実体部分の反転や抜けに注目するのか、それとも上ヒゲ・下ヒゲタッチで判断するのかなど、トレーダーの考え方次第 の 部分もあるので、値動きがトレンドラインのところで ピッタリ止まるわけではない と思っておきましょう。 

これはトレンドラインだけでなく水平線でも、移動平均線でも同じです。 そのラインに当たった時、ローソク足がどう動くかをじっくり見て行きます。