3-10_【FX】5分足でショートエントリーする時の判断材料
前ページまでの例では、 1時間足ミドル割れや 1時間足ミドルに裏からリバースタッチしたところが、5分足チャート上でショートするポイントとなりました。
他にもいくつか5分足チャートでエントリー、利益確定、損切りする根拠となる日足の組み合わせを紹介します。
前ページまでの例では、 1時間足ミドル割れや 1時間足ミドルに裏からリバースタッチしたところが、5分足チャート上でショートするポイントとなりました。
他にもいくつか5分足チャートでエントリー、利益確定、損切りする根拠となる日足の組み合わせを紹介します。
図3-8 は上位足の日足ミドルが強力なレジスタンスとなっている中、1時間足ミドルの下でダブルトップを形成。
そのネックラインが 1.70 に重なっていた例です。
上位足 MA + チャートパターン + キリ番 = Signal(シグナル)が3つ重なってショートとなります。
2022年 9月 20日の ポンドオージー(GBPAUD)5分足チャートでは図の左側のNY 市場の終了間際から、日足ミドルが上値を抑える上値レジスタンスになっていました。 TYO(東京)時間に入っても日足ミドルを抜け切れず、① の Zone では日足ミドルに頭を抑えられて下落しました。
その後、上値の1時間足ミドル付近で跳ね[はね] 、跳ね返される
⇒ 依頼や要求に取り合ってもらえないこと。
はね返される返された② の Zone に注目してください。
少しかわかりにくいですが、② の Zone でダブルトップが完成しています。 そのネックラインは 1.70 という大キリ番(小数点第2位から第5位までが全てゼロの「4th0000 = フォースゼロ」と呼ばれます)にほぼ重なっています。
図3-8: リオナ式 Zone トレード ショートエントリー&利確の基本
上値にあった200sma や 1時間足ミドルがレジスタンスになっているので、この場合、ダブルトップの完成を待たずに入ります。
などです。
損切りラインは、1時間足ミドルの上にローソク足が乗って陽線で終わった時あたり。
これはローソク足の形が確定して結果が出るまで分かりません。 損切りの目安としては、1時間足ミドルの上に陽線で乗って下落せずに上昇したら、深い 傷[きず]
상처 になるので、その前に逃げます。
実際の値動きは、75smaを完全に割り込み、ダブルトップの高値 a から 約 34pips 下落して安値をつけた後、反発しています。 この過程で利確。
5分足チャートではかなり大きな動きに見えますが、実際は 約 40pips前後 の動きです。
TYO(東京)時間、欧州市場が始まる 夕方 16時 〜 18時 や NY時間が始まる 夜 21時 〜 23時 に比べると、値動きは緩やかです。
たとえ小さな動きでも、値動き自体は比較的安定していて、テクニカル指標も「 効いている[きいている]
効果や効能が表れていること 」のが分かりますね。
大きな値幅が出ることは少ないものの、勝率自体を高めて、利益を出すことが出来ます。
そして日によっては意外に大きな利益も出ます(60 〜 80 pips くらい)。 それがTYO(東京)時間の ポンドオージー(GBPAUD)での魅力です。
「TYO(東京)でダメでも欧州、NYで取り戻せるかもしれない(NYが始まれば一晩中続く)」、TYO(東京)で稼げればその後は全て自由時間!
TYO(東京)時間にはそんな魅力もあるのです。
SMAが集束した状態からの下抜けは、下降トレンドへの転換が始まったばかりの時に点灯する Signal(シグナル)です。 その後は長時間にわたって大きな値幅を下げることも多く、「コツコツ勝ってドカンと勝つ」の「ドカンと勝つ」ほうを狙える動きです。
その前兆[ぜんちょう]
전조は、多くのMAが最初はフラット(横ばい)になり、その後、狭い価格帯にきゅっと集束している状態です。
ここでの例は、2022年 8月 24日 から 25日の ポンドオージー(GBPAUD)の値動きが例になります。
図3-9 のように前夜のNY時間帯終盤から 約 15pipsの狭い値幅でレンジ相場が続いたことで、
5分足チャートでは、1時間足ミドル、200sma、75sma、20smaが狭い Zone に集束。
その後、TYO(東京)時間の 9時半頃にレンジ相場の 下限 A をブレイクした後、下げが加速しています。
図3-9: SMA集束・拡散を利用したショートエントリーの具体例
などがショートエントリーのポイントになります。
損切りポイントはローソク足が1時間足ミドルを陽線で完全に超えてさらに上昇しそうになった時です。 その後、下降がどんどん進む過程では、 利益確定ポイントをレンジ相場の下限 A 、保ち合い相場の下限 B といった具合に、徐々[じょじょ]に引き下げて行きましょう。
レートが予想通りの方向に動き続けている時、その動きに合わせて利益確定の逆指値注文をスライドさせて、利益を伸ばして行く注文方法を「トレーリングストップ」と言います。
私は値動きをずっと見続けるのが嫌で、少しでも怪しい動きが出たら、手動で利益確定しないと落ち着きません。 ただ、ずっと値動きを見ている時間が余裕のない人は自動で価格を追尾(ついび)して状況の逆指値注文の価格を一定幅でスライドさせてくれるトレーリングストップ注文を使うと、 それまでの利益を確保しつつ、さらなる利益積み[つみ]上げを狙う、という方法もあります。 その場合は、上昇して逆指値注文が発動した後に結局、上ヒゲで終わって、さらに下降する利益取り逃しのパターンは諦めましょう。
この例のようにSMAが集束・拡散する典型的な場面で、予想通り拡散が始まると大きな利益を狙えます。
頻度はそれほど多くありませんが、見つかったら逃さないように、エントリータイミングに気をつけて、フラットな日線でどちらに行くか見て行きましょう。
第2章で見た
「いったん下げてラインを 割り込み → 再度、割り込んだラインまで上げて裏側から タッチ
→ 跳ね[はね] 、跳ね返される
⇒ 依頼や要求に取り合ってもらえないこと。
はね返される返されて、また下げる」という
Mの字を右に傾けたような動きがトレンドラインのリバースタッチです。
トレンドラインなどを一気に割り込んで大きく下げる初動は見送って、
その後、リバースタッチが発生して、再び下落するまで待ったほうがより精度の高いエントリー位置となります。
図3-10 は、前夜のNY時間に三角保ち合い[さんかくもちあい]
株価の上昇・下落の値幅が徐々に狭まっていき、チャートの形が三角形のようになる状態を形成した後、TYO(東京)時間に入って横ばいが続いた時(2022年 5月 31日 〜 6月 1日)のGBPAUD( ポンドオージー(GBPAUD))の 5分足チャートです。
監視前のNY時間では、三角保ち合い[さんかくもちあい]
株価の上昇・下落の値幅が徐々に狭まっていき、チャートの形が三角形のようになる状態が形成されていました。 その安値同士を2つほど結んで、三角保ち合い[さんかくもちあい]
株価の上昇・下落の値幅が徐々に狭まっていき、チャートの形が三角形のようになる状態の下限ラインでなく、 Zone と言えるような ライン A、B を引きました。
TYO(東京)時間に入ると、三角保ち合い[さんかくもちあい]
株価の上昇・下落の値幅が徐々に狭まっていき、チャートの形が三角形のようになる状態下限ライン A を下にブレイク。
しかし、横ばい相場が続いたので、今度はライン A と ライン B の Zone まで再度上昇してリバースタッチする動きを根気(こんき)よく待っていました。
その後、非常に長い上ヒゲ a、b の2本が出現。 上ヒゲの先端が三角保ち合い[さんかくもちあい]
株価の上昇・下落の値幅が徐々に狭まっていき、チャートの形が三角形のようになる状態の下限ライン A にリバースタッチしています。
そこで、2本目の上ヒゲbが完成した瞬間から、ローソク足が200sma と 1時間足ミドルを割り込む動きに乗って、6ロット(60万通貨)のショートを3本入れました。
そして、下落過程で仕隙無くて利益確定をしました。
獲得 pipsは 11.4、9.4、6.7 だったので、合計 27.5 pips。
当日の 1豪ドル 約 92円 のレートで換算すると、獲得利益は 約 15.1万円 になりました。
設けていた損切りラインは、リバースタッチが起きた上ヒゲ先端の価格帯でおよそ 5 〜 10 pips 上。
三角保ち合い[さんかくもちあい]
株価の上昇・下落の値幅が徐々に狭まっていき、チャートの形が三角形のようになる状態ブレイク狙いの短期トレードですので、きほどの利益にはなっていませんが、このパターンの安定性は比較的高いと思います。
という2つを行うと、勝率がかなり上がります。
まだ AM 9時台でTYO(東京)時間は始まったばかりですから、この後、Price Action(プライスアクション)と自分の体力や気力次第では新しいポジションを持つこともあります。